授乳中に嫌悪感を感じるようになったことをきっかけに(過去記事「授乳、したくない」)、断乳の計画を立て始めました。

そして、我が子が一歳三ヶ月になったとき、断乳を決行しました。

今回はそのおおまかな流れを書いていきます。
長くなりますが、ひとつの記事にまとめてしまいます。
ちなみに、<断乳前の状態>、<言い聞かせ>、<最後の授乳>、<子どもの反応>、<断乳後の乳房ケア>という順で書いていきますので、ご了承ください。


<断乳前の状態>
・一日に6~7回授乳
・夜中は2回ほど授乳のために起きる
・離乳食は完了、とてもよく食べる
・ひとり歩きも、つたないながら出来るようになっている


<言い聞かせ>
・断乳10日前に開始
・授乳回数は減らさず、子どもの欲しがるときに欲しがるだけ授乳する

一日に一回だけ、カレンダーを一緒に見ながら、「この日になったらおっぱいバイバイだよ。だからそれまでにいっぱい飲んでおこうね。」と語りかける。
たまに「おっぱいバイバイしても、ママもパパも○○(子どもの名前)が大好きだからね。」とも話しておく。

2、3日すると、少し情緒不安定になったのか、子どもがいつもよりも寂しがりになった印象を受けました。
それでも、一度言い聞かせを開始した以上、ここで挫けてはいけないと、毎日一回の言い聞かせを10日間続けました。
後半になると、「おっぱいバイバイだよ」に合わせて、カレンダーに向けてバイバイと手を振るようになったので、子どもなりに心の準備が出来てきたのかな、と思いました。


<最後の授乳>
am9時に最終授乳。
「これでおっぱい最後だよ。いっぱい飲んでバイバイしようね。」と語りかけて授乳。とは言えそれほど長い授乳ではなく、いつもと同じくらい飲んであっさりと離れ、遊び始めました。
(am9時になる前の夜間授乳はいつもより回数が多く、1:30、4:30、6:30と3回起きて授乳)

我が子はおっぱい欲しさに勝手に母の服をまくり上げることがなかったので、おっぱいに絵を描くというのはやりませんでした。


<子どもの反応>
○一日目 am9時の最終授乳後、日中はたくさん遊び、たくさん食べて飲んでご機嫌に過ごしました。お出かけをたくさんしたこともあり、夜はパパの抱っこであっさり眠ってしまいました。

○二日目① 0:20~0:50目覚めて泣き。パパの抱っこで眠ったものの、日付がかわって間もなく目覚めて泣きました。それまでなら授乳して寝かしつけていたところですが、グッとこらえてずっと抱っこで過ごしました。最後には諦めて眠ってしまいました。

○二日目② 3:30~4:00目覚めて泣き。同じように抱っこでやり過ごしました。

○二日目③ 7:00目覚めて泣き。いつもより早めの朝食を与えることにし、ヨーグルト、バナナ、牛乳、パンを食べたところで落ち着きました。

○二日目④ 夜中のぐずりを切り抜けると、日中はもうおっぱいを要求されることはなく、よく食べよく飲みよく遊び、夜はまたパパの抱っこで寝かしつけられました。

○三日目 夜中一度も起きることなく、朝の7時までぐっすりと眠っていました。夜中のおっぱい思い出し泣きがなくなったので、これにて子どもの「おっぱいがもらえない!」という反応はすべて終了となりました。


<断乳後の乳房ケア>
○一日目 am9時の最終授乳後、搾乳せずに過ごすも、夜からはさすがに乳房が張って痛くなってきたので、キャベツ湿布をして眠る努力(乳房の痛みでなかなか寝付けない)

○二日目① am2時 搾乳。搾乳器は使わずに手搾りで、圧抜き程度にとどめて就寝。キャベツ湿布は続行。

○二日目② am7時 搾乳。同様に手搾りで圧抜き程度。この時点で、「三日目までは出来るだけ搾らない」という桶谷式の流れからは逸脱し始めているな…と思いつつも、痛みに負けてしまいました(^_^;)

○二日目③ pm13時 搾乳。手搾りで圧抜き程度。それでも痛みが強く、動くのも横になるのも億劫に…。

○二日目④ pm20~23時 搾乳。手搾りと手動搾乳器を駆使し、3時間かけて右乳房のみ搾り切る搾乳。当初は圧抜きだけのつもりで始めたのですが、搾ってみると、すでに詰まっている感覚があり…。「これは三日目まで搾らなかったら大変なことになるぞ!(焦)」ということで、それまでの一年三ヶ月間で培った搾乳テクニック(?)を駆使して搾りました。途中、栓が抜ける音がプチンッと聞こえることがあり、その音が聞こえると、ピューッと母乳が吹き出してきて、受け止めることが出来ずに周囲は母乳による現代芸術のようになってしまいました。
3時間かけての搾乳というのは、非常に肩もこりますし、乳房も痛くなってきますし、とても人にオススメ出来るような体験ではありませんでした…。やはり助産師さんに頼んで断乳後のマッサージをしてもらうか、自分でやるのならば、もっとこまめに搾乳した方がいいのかも…と思いました。母乳の生産量も人それぞれなので、一概には言えませんが…。

○二日目⑤ pm23:00~23:40 搾乳。今度は左乳房のみ、搾り切る搾乳。そもそも右乳房ほど母乳を生産していなかった左側は、詰まっていたとはいえ軽いもので、右側ほどは時間はかかりませんでした。それでも40分間って、やっぱり長いのでしょうね…。
ちなみに長時間に渡る搾乳に耐えた乳頭は、左右ともにランシノーで保湿しておきました。

○三日目 pm21時 搾乳。手搾りで搾り切る搾乳。前日の夜に思い切り搾ったおかけで、日中は耐えられる程度の張りしか感じず、夜一回の搾乳で乗り切ることが出来ました。私の場合は、三日目まで耐えられなかった分 二日目に全部搾ってしましましたが、結果的にはそれでも良かったのかも?と思えました。

○四日目&五日目 pm21時 搾乳。手搾りで圧抜き程度。今度は圧抜き程度にとどめて、一日一回の搾乳で過ごしました。だんだんと搾れる量も減ってきた実感がありました。

○六日目 思い切って搾乳せずに過ごしてみました。特に問題なく、翌日まで過ごすことが出来ました。

○七日目 pm23時。搾り切るつもりで搾乳(手搾り)してみましたが、頑張っても大した量は搾れませんでした。一週間でここまで分泌が減るのか~と、人体の神秘に感動しました。

○それ以降 三日に一度程度、気の向いた時に搾ってみましたが、ちょっと滴るくらいしか搾れなくなってきました。それも断乳から二週目程度までで、それ以降はそれほど搾ったり、マッサージをしたりせずに、おっぱいのことを忘れて過ごしました。
というわけで、私のセルフ乳房ケアは、だいたい断乳から二週間で完結してしまいました。
一ヶ月後にまたケアをするというのが桶谷式の方針でしたが、私の方はすっかり忘れてしまっていました(^_^;)


大変長くなってしまいました。

しかし断乳に関しては、お母さんのメンタル的な要素が強く関わってきますので、断乳を考えるきっかけや、決断に至るプロセス、断乳してみての思いなど、私のつたない経験ではありますが、次回はもう少しその部分を掘り下げて記事にしたいと思います。





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